<戦争>は、私たちのふるさと松茂に、様々な影を落としました。
昭和9年(1934)から昭和13年(1938)にかけて松茂の暮らしを撮影した映画フィルムを、写真に転写しました。当時、松茂尋常小学校長だった高野勧さんが撮影したものです。これらを見ると、戦時下(満州事変後〜日中戦争勃発当時)の人々の暮らしや日常が、実によくわかります。
戦時下では、人々の生活の随所に戦争の影響がうかがえます。
学校では授業で軍事教練が行われ、松茂から兵士が出征し、人々の集まるところでは、銃後の女性たちが千人針への協力を求めました。
そして、今なお、戦火が繰り返される諸外国の惨状を見るにつけ、心が痛みます。<平和>とは何か、あらためて考えさせられます。 |