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昭和21年(1946)12月21日、潮岬の南約50キロを震源とする巨大地震が発生し、マグニチュード8.0、徳島県沿岸部で震度5を記録しました。
松茂においても、激しい水平移動が続き、ゴーッという不気味な音とともに家が揺れ、屋根瓦が落ち、壁が崩れました。
第1震がおさまった後も、余震が頻発し、道路、堤防に亀裂が生じ、地盤が沈下しました。
そして、その後数年間、地盤の変動が続いたのです。 |
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◆津波によって船がのし上がる 海部郡浅川 写真提供:徳島新聞社 |
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◆電柱も横倒し 海部郡浅川 写真提供:徳島新聞社 |
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上は、昭和21年の震央分布図です。徳島県の周辺で1年間に約20回の地震が発生しており、中でも大被害をもたらした南海道地震(マグニチュード8.0、徳島県沿岸部で震度5)の規模が特に大きいことがわかります。
松茂は地質のやわらかい軟弱地盤なので、地盤沈下・地割れ・噴砂などの災害が起こります。四国・紀伊半島沖の南海トラフ(深さ6キロメートル未満の海溝)沿いに発生する南海道地震は、松茂に津波を起こし、海水が川に逆流して大きな水害をもたらしました。 |
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